公開: 2022年10月2日
更新: 2022年10月29日
天皇が、天皇であることを示すものは、三種の神器(さんしゅのじんぎ)だとされています。それらは、剣(つるぎ)、鏡(かがみ)、勾玉(まがたま)です。天皇が退位して、次の天皇が即位する時、三種の神器は、新しい天皇へ引き継がれることになっています。
源氏と平家が最後の戦いをしたとき、平家は安徳天皇を守って、壇ノ浦(だんのうら)へ集まりました。この時、平家側にいた安徳天皇は、船の上に、三種の神器と共にいました。戦いの末、平家が負け、源氏の勝ちが決まった時、安徳天皇とその祖母は、船から海に身を投げ、自害しました。その時、三種の神器も海に投げ入れました。
源氏の大将であった義経は、三種の神器を探させました。しかし、草なぎの剣だけは回収できませんでした。現在まで、剣の存在は、行方不明です。